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正義論とアルゴリズム
アルゴリズムによる判断をめぐる論点を、政治哲学の正義論に接続して整理した資料である。本文は日本語で書かれている。
「このアルゴリズムは公正か」という問いは、技術的な問いに見える。実際には「そもそも公正とは何か」という古い問いを含む。統計的な指標をどれだけ精緻にしても、どの指標を選ぶべきかは指標そのものからは決まらない。その選択の根拠は、正義をめぐる立場の違いに遡る。
資料は対応表として作られている。六つの立場 —— 功利主義、義務論、リバタリアニズム、公正としての正義(ロールズ)、共同体論、潜在能力アプローチ —— を、五つの論点に当てる。公正性指標の両立不能性、差別的効果、説明可能性、答責性、自律とナッジの五つである。各欄には、その論点がその立場からどう見えるかを書き、対応する頁で、どこで意見が分かれるのかを示す。...
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